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お で ん 家  へ よ う こ そ !!

お で ん 家 へ よ う こ そ !!

 夜回り先生 水谷 修先生 講演会

2007-04-16 記事より

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いつかは聴いてみたい。


長年の夢だった水谷先生の講演を、今日、聞くことができました。



ご存知の方も多いと思いますが、

先生は、リンパ腫によって余命が限られた中、

極限の精神状態で救いを求める子どもたちを助けるため、

昼は講演会、夜は夜回りや相談メールの対応に全精力を傾けていらっしゃいます。

今日も、午前は隣県での講演会の後、我が地にいらっしゃいました。



先生のお話には、私たちが知るよしもなかった影の現実がありました。


この県は進学率が高く、優秀な県人を輩出していることを誇っているけれども、

その裏には数多くの『ダメな子』を作り出し、

自殺者や引きこもってしまう子どもにしてしまっていること。


都会ならば夜の世界に足を踏み入れることで永らえている命が、

田舎ほど、救いを得られずに苦しみ果て、自殺を選択してしまうつらい現実。


最後の最後に救いを求めて、先生へ自殺予告の電話をかけてくる子どもたちが、

どこよりも多い県であること。


北朝鮮からの麻薬密輸ルートがわが県にあり、子どもたちへの薬害汚染が激しいこと…。



わが県は、本当に田舎です。

「そんな県、あったっけ?」と尋ねられるほど、本当に田舎です。

でも、そんなつらい現実が存在するとは思わずに、今まで過ごしてきました。






ショックでした…。






私たちが幸せに暮らしている裏には、

『自殺』とも認定されない、

早すぎる死を選んでしまった子どもたちを多く出しているツライ現実があったのです…。





明らかな飛び降り自殺であっても、

調査上、明らかな遺書が存在しなければ、事故扱いになるそうです。


リストカットでついに命を落としても、これも事故扱いになるそうです。


OD(オーバー・ドーズ)で命を落としても、薬害中毒で片付けられてしまうそうです。



新聞紙上に出ない『子どもの死』が、今までどれほどあったのでしょう…。







胸が、痛いです。



親として、地域の大人として、

私たちが果たすべきこと、

子どもたちを救うために出来ることとは一体なんでしょう。





『優しい子ほど、他人の痛みも自分の責任として受け止め、苦しんでいるんです』




水谷先生はおっしゃいました。


優しいが故に、自分を責め、相談もできず、死を選んでしまう…。







悲しい現実です…。







では、そんな子どもたちを救うために、私たちはどう動けばいいのでしょう。


答えは簡単でした。



嬉しい言葉

美しい言葉

褒める言葉

楽しい言葉

に満ち溢れた、優しい社会にすればいいということ。




私たち親がイライラしていれば、子どもたちはその感情をもろに引受け、

今度は自分よりも弱い者にイライラをぶつけます。

そして、その子どもはまた更に弱者に…という風に、イライラは連鎖します。


この連鎖が生み出すもの。


これが『イジメ』です。




先人たちは、かつていい言葉を教えてくれました。




『十、褒めて、一、叱れ』



かつて、私は、

全く出来ていませんでした……。



「一、褒めて、十、叱れ」になっていました…。



わずかに改善されたと思われる今でも、

「四、褒めて、六、叱れ」になっているのが事実ではないかと思います。




わが県は、家族や子供が褒められても謙遜し、否定することが美徳と思われる風土です。




でも、もう、そんな考えはすっぱり切り捨てなければなりません。


子どもたちの『いのち』がかかっているのですから…。






イライラが連鎖するのと同じように、

優しさも連鎖します。






どうせ子どもたちに伝えるなら、


私たち大人は、


嬉しい言葉


美しい言葉


褒める言葉


楽しい言葉を伝える、


『優しさの伝道師』になりましょう。




我が子ばかりではなく、


周囲にいるすべての子どもたちに、


優しさの種をまく行動をしていきたいと思います。












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